心と体

2012年6月12日 (火)

うつ病を支える家族と【たった一言の温かさ】

家族とともに長い間、うつ病と闘ってきた友人の娘さんが結婚します。現在では当時の様子がウソのように天真爛漫な娘さんですがこれまでご家族は懸命に支えて来ました。ある人からたった一言の温かい言葉で彼女も大きく変わりはじめ今を楽しむ人生を送っています。


その昔、うつ病を患っていた娘さんが結婚するというので久しぶりに一緒にご飯を食べに行きました。

「娘さん、こうなるとは思わなかったね。良かったわね。」

そんな会話をしみじみとしてきました。

Utu02


彼女の娘さんはもともと活発な子供でしたが
中学生の頃に急に口数が少なくなり不登校に

娘さんがその暗いトンネルを抜け出すまでは長い間、本人と家族の葛藤がありました
すぐ傍でずっと見てきた私にとって娘さんの結婚は我が子のことのように嬉しいことです


当時、友人は
「変な友達と付き合っているのではないか?」
「思春期だから仕方ないのか?」
あれこれ考えるけど全く理由がわからず学校をサボりたいだけ?と思うしかなく
「学校行きなさい」 と一方的に娘さんを怒るようになったそうです。

この頃はまだ、娘さんがうつ病だということに友人は気が付いていませんでしたが
【憂鬱な様子】=【甘え】
そう写っていたのかも知れません。

子供のうつ病は確かに存在します
でも、その頃の時代ではまだ情報も少なく、受け入れがたく、
想像も出来なかったのかも知れません


最近では「子供のうつ病が増えてきた」と言われますけど
http://utsuguide.jp/a00kiso/a06kodomo1.html 
このサイトにも子供のうつ病は
【昔からあったのに気付かれなかった】とうのが現実に即している、
そう書かれています。 同感です

娘さんの中学時代はもう数十年も前の話ですが
「病院に同年代の子供がたくさん来ている」と
いつも友人が話していたのを覚えていますから

当時はカウンセリングを受けるなんて変な病気!
とレッテルを貼られることも多かったそうです


時代の変化と共にそういう【心の病】で苦しむ人が助けを求める機会が増え、
最近では職場でも学校でも理解の広がりや
知識も深まりつつあり大変、良いことだと思っています

以前はアスペルガー症候群や学習障害、自閉症などhttp://utsuguide.jp/a00kiso/a07kodomo2.html
先天的な障害を抱える人でさえも


「単に変な人」と一括りにされることもあったでしょうね


理解をしていないから、という理由で心無い態度をとるのもどうかと思いますが
現実にバカにしたり見下したりする人はいますから・・・


その娘さんの周りにもバカにする人が中にはいました
でも理解者にも恵まれその周囲の人の優しさや温かさに触れていくことで
ゆっくりゆっくり変化していきました

娘さんともたまに会って話す機会があるのですが
当時、長く引きこもっていたせいもあり、
少しずつ社会へ出て行こうと決心しても
すっかり人との会話が出来なくなってしまったそうです


そんな時にある人から

「人の悪口をいわない、笑顔でいる、
これだけで周りの人はわかってくれるから話が見つからない時は話さなくて良いんだよ」

そんな温かい一言で【思うように話せない】当時の自分の事も受け入れられ
気持ちもラクになり一生忘れられない言葉となったそうです

人の中へ出て行きたい、と思えるようになった時、
このように温かい気持ちで接してくれる人が傍にいるか居ないかで
きっと大きな違いがあるのでは?と感じています

娘さんはその後も何度も気持ちの浮き沈みがある中、
「社会に出たい、うつ病になんて負けたくない」と

時には負けながらゆっくり歩いてきたのです

今では誰も過去にうつ病の経験があったとは信じられないほど
人の話を親身に聞いてくれる天真爛漫な女性へとなっています


花嫁姿が楽しみです


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